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HTMLコーダーがSREになるまで

目次

こんにちは。
デジタルエクスペリエンス株式会社SREチームの池田です。
今回は自分がデジタルエクスペリエンス株式会社(以下、Dex)のSREチームで働くまでの経緯について書かせていただければと思います。

Web黎明期にデザイナー兼コーダーとしてインターネットの世界に

もともと私はWebデザイナー兼コーダーという職種でインターネットの世界に足を踏み入れました。
デザインもコーディングも独学でしたがWeb黎明期のWebデザイナーは必ずしも美術系の専門学校や大学を卒業している必要がなく、ある程度デザインが出来ればなることが出来ました。

デザイナーとコーダー兼務だったので、自分がデザインしたものをブラウザ上で1pxの狂いもなく表現させるにはCSSとHTML(それとInternet Explorerのバグ)については熟知している必要がありました。
そこでCSSを重点的に学習して、プラスαでJavaScriptでUIの実装をしていました。

オライリーのCSS本を1冊まるごと写経した辺りから、デザインよりマークアップの方が得意になっていました。
その後Web系の制作会社を数社転々としますが、基本的にはコーダー、マークアップエンジニア、フロントエンドエンジニアといった表側の実装をメインで担当していました。

ちなみに制作会社はどこも納期がタイトで、朝デザインを受け取りその日の夕方納品というスケジュール感でした。そんな環境で働いていたのでコーディング(と昼食のスピード)はほんとに早くなりました…。

前職でバックエンドエンジニアにフェードイン

フロントエンドばかり実装していたので、バックエンドの実装に関する知見は非常に乏しいものでした。
PHPのSmartyのようなテンプレートエンジンやWordPressのテーマを改修する時などに多少PHPを触る程度だったので、プログラミングは常に苦手意識をもっていました。

このままではまずいとアルゴリズムに関する本を何冊か読んだり、競技プログラミングで簡単な問題を解き続けているうちにある程度プログラミングが出来るようになってきました。

インフラに興味を持ち、AWS管理の部署へ異動する

バックエンドエンジニアとして実装を続けて行くうちに今度はインフラ(AWS)の知見が乏しい事に気づきました。
RDS、S3、SQSといった主要なサービス名すら知らなかったので、AWSの一番簡単な本を購入してせめてサービス名くらいは知っておこう、ついでにネットワークも知っておこうと勉強をしていました。

そしてちょうどこのタイミングでAWSを管理する部署へ異動するチャンスが訪れました。そこで全くの未経験からAWSを本格的に触る機会を頂く事になりました。

ちなみに前職のAWSを管理する部署はセキュリティ管理課という名称だった為、当然セキュリティの知識も必要だと思い、安全確保支援士について受験したりもしました(現在2連敗中)。

エンジニア全員外注します!からの転職

色々経験させてもらった前職ですが、なにを思ったかエンジニアを全員アウトソーシングすると言い出しました。キャリアを閉ざされたので当然転職です。

ここでDexに出会うことになります。

転職活動を開始するまではSREという職種がある事も知らなかったのですが、前職でやってきた事は紛れもなくSREのそれでした。

今後の課題

とりとめもなく書いてきましたが、今日までエンジニアとして仕事を続けてきて来れたのは常に自分が知らない事を知ろうとして来たからだと思っています。
そのため、「できないなら勉強すればいい」「知らないなら調べればいい」的な発想になりがちです。
いちプレイヤーであれば、この考え方で自分に負荷をかけるのは問題ないと思っています。

しかし、今後Dexでエンジニアリングマネージャーとしてやっていくのであれば、
考え方をアップデートする必要があると痛感しているこの頃です。

今後はDexのSREがチームとして最大限に力を発揮できるように試行錯誤していこうと思います。

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